陶の里の村人

堺市陶器の村に住んでいるブログ主のきままな記事です。稀にめちゃめちゃためになることを書きます。

陶器だんじり祭の鳴り物

陶器のだんじりの鳴り物は現在一般的な泉州の鳴り物とは実は少し違う。なにも考えずに聞くと変わりはないと思えるかもしれない。

 

基本的に陶器のだんじりは、綱こそ現在は2本ついていてあたかも泉州くさいが、やいそれ走れ走れというスタイルではない、普通に歩いている。

 

全く走らないわけでもないが

しっかり両手で綱を持って足をかいて走るわけではない

 

陶器のメインとなるだんじりの動きは、だんじりのけつ、頭を上げながらゆっくりと回ることである。

 

その間の鳴り物は速い均等打ちだ。

だが現在の岸和田のように、刻むような速い均等打ちではなく、連続的な均等打ちである。

それはまるで鳴り物というより音楽のようだ

陶器で大太鼓を叩く人の多くは、数あるうち方を組み合わせて聞いていても飽きないような旋律を心がけるとよく言う。

 

それもそのはずで例えば宮入はだいたい一台10分ほどの時間があり、村にもよるがその間ずっと速い連続的な均等打ちをすることもある(陶器では3番と言われることが多い)

 

その中で大太鼓は強弱をつけながら聞き手を飽きさせない

 

ぜひ興味のある方はYouTuberで聞いてただきたい。

 

次回はそんな鳴り物の歴史について書きたいと思う